車からエンジンオイルが漏れているのを発見した場合、どうすれば良いのでしょうか?もちろん修理工場に修理を依頼するのが確実ですが、修理費用も気になります。この記事では、エンジンオイル漏れの主な原因や、自分でもできる対策法をご紹介します。
エンジンオイル漏れの原因は?
車のエンジンは、年数が経過してしまうと、エンジンオイル漏れが起きてしまいます。症状がひどくなると、ただ漏れるだけでなく、地面にも垂れてくるほどになってしまうのです。駐車した後に、エンジンオイルが漏れていることに気づくこともあるでしょう。主な原因は、3つに分けられます。
カバーパッキンの劣化
ヘッドカバーパッキンというのは、エンジンの上部になるシリンダーヘッドとシリンダーブロックの間にあるゴムのこと。ゴムですので、年数が経過すると経年劣化してしまうのは、避けることができません。少しにじむ程度のオイル漏れであれば、問題ありませんが、明らかに垂れるほど漏れているのであれば、修理が必要でしょう。
日本車は壊れにくいと言われていますが、それでもゴムパーツの定期的な交換は必要です。こうしたゴムパーツから漏れているのであれば、仕方がないともいえます。
ドレンコックパッキン
ドレンコックというのは、オイルパンの下についているボルトのことを指します。オイルを抜くときに、このボルトを外すのですが、ボルトにパッキンもついています。基本的にオイル交換の度に、新品に交換するので、オイル漏れがしにくい部品です。しかし時には、ゴムが劣化していることからオイル漏れの原因になることもあります。
ギアボックスのパッキンの劣化
現在の車では、あまりない症状ですが、ギアボックスのパッキンが劣化するということもあるでしょう。ギアボックスとエンジンを繋ぐ部分にも、パッキンが使用されているので、劣化するとオイル漏れの原因となります。
オイル漏れをしている場合の対策は?
オイル漏れをしている場合に、自分でできる対策方法があるでしょうか?いくつかの方法をご紹介します。
オイル交換
古いエンジンオイルは、エンジンにとってもゴムパッキンにとっても良いとは言えません。もししばらくの期間エンジンオイルを交換していないのであれば、オイル交換をしておきましょう。また古いオイルを早目に交換することは、エンジン内部に漏れる、オイル下がりやオイル上がりにも有効な方法です。少し固めのオイルを使うと良いでしょう。
エンジンオイルの漏れ止め剤
エンジンオイルの漏れ止め剤は、エンジンオイルを混ぜて使います。劣化して固くなってしまったゴムを回復させて、エンジンオイル漏れを防ぐというもの。もしパッキンなどが割れてしまっている場合には、漏れ止め剤を使用しても効果がありません。
エンジンオイル添加剤
エンジンオイルに添加剤を加えるのも、オイル漏れの対策方法となります。エンジンオイルの粘度を上げることができ、ピストンシリンダーとエンジンの隙間をオイルで保護します。効果の面では長続きしないですので、一時的な対策と考えると良いでしょう。
エンジンオイル漏れを修理するのはやっぱり高い?
いくつかの対策方法を見てみましたが、もし修理するとなると高くなるのでしょうか?
エンジンオイル漏れの修理費用
エンジンオイル漏れは、漏れている個所によっても費用が異なります。
・カバーパッキン
カバーパッキンは車種によって大きく費用が異なる部品です。部品の値段が異なるだけでなく、工賃もピンからキリまでです。エンジンのシリンダーブロックのゆがみもきれいにするのであれば、高額な工賃になる可能性もあるからです。
・ドレンボルト
ドレンボルトであれば、数百円のものですので、費用はほとんどかかりません。毎回のオイル交換の際に、定期的に変えておきたい部品です。オイル交換の間の期間に、ドレンボルトから漏れたのであれば、次のオイル交換の時のも忘れずに新品にしておきましょう。
・ギアボックス
ギアボックスから漏れているのであれば、買い替えをする方がよいでしょう。ほとんどないケースとは言っても、ギアケースを交換すると非常に高い工賃となります。安くても5万円ほどから、何十万円という単位になります。費用対効果を考えると、よっぽどの思い入れのある車でない限り乗り換えが良いでしょう。
修理するよりも買い替えを考えるのも良い
オイル漏れの個所によっては、修理をするよりも買い替えをする方がよいケースが多くあります。数万円で修理ができるのであれば問題ありませんが、数十万円もかかるとなると、ほとんどの方が乗り換えを検討されるでしょう。
しかし問題になるは、オイル漏れをしている車の場合には、下取りでほとんど価値がないということです。次の車の資金にしたくても、オイル漏れをしていることを言われてしまうと、高い下取り価格は期待できません。
そこでおすすめしたいのは、廃車でも買い取りしてくれる業者です。通常の下取りなどでは、中古車として売ることを前提に買い取りしますが、廃車業者であれば車のパーツとして流通させます。それで壊れている車でも買い取りすることが可能になるのです。
まとめ:エンジンオイル漏れは症状によっては買い替えも
エンジンオイル漏れは、症状によっては修理費用が高額になることがあります。整備工場に見てもらい、修理費用が高くなるのであれば、乗り換えが良いでしょう。もし乗り換えを検討するのであれば、カーネクストに相談するのをおすすめします!
オイル漏れをしている車でも、買取してもらえる可能性が高いので、申し込みをして査定してもらいましょう。不動車や事故車でも買い取りしてくれるカーネクストなら、思わぬ高額な費用で買い取りしてもらえるかもしれませんよ。
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