今乗っている車のエンジンが故障してしまったら、修理にどのくらいの費用がかかるのか気になります。エンジン修理には、時間がかかるだけでなく、費用も高くなることが予想されるからです。この記事では、エンジン修理にかかる費用や、乗り換えを検討すべきなのかという点を解説していきます。車が故障した際には、ぜひ参考にしてください。
エンジンの修理が必要な故障とは?
エンジンが壊れたという時には、実際にはエンジンそのものが故障したという場合と、エンジン回りの部品が壊れたという時に分類されます。それぞれのケースを見てみましょう。
エンジンブローが起きた時
最初に考えるのは、エンジンそのものが壊れたというケースです。エンジンが壊れるという多くの場合は、エンジンブローという状態です。エンジンオイルが不足していたり、ガソリンが劣化していたりすることから、エンジンンがダメージを受けます。
エンジンオイルは、パーツの潤滑油としての働きをしています。エンジンオイルがシリンダー内にあることで、ピストンによって起こる摩擦や熱が軽減されて、スムーズに動くのです。
しかし定期的にエンジンオイルを交換していないと、シリンダー内の動きが鈍くなっていきます。最終的には、エンジンオイルが不足して、焼き付き現象を引き起こします。
一度焼き付いたエンジンは、エンジンオーバーホールをしなければ、エンジンをかけることもできません。絶対に修理が必要となる状態になってしまうのです。
エンジン回りの故障
エンジンが故障したと思っても、エンジン回りのパーツが故障したという場合もあるでしょう。具体的には、バッテリーの不良によってエンジンがかからない、スターターの故障でエンジンがかけられない、エンジンコンピューターの不良でかからないなどです。
上記の理由でエンジンがかからないのであれば、やはり整備工場で修理をする必要があるでしょう。エンジン自体の修理よりも、安い修理費用になることがほとんどです。
エンジン修理の費用はいくら?
エンジンを修理することを考えるには、ほとんどの場合エンジンブローをした時でしょう。エンジン修理には、エンジンオーバーホールをする方法と、エンジン交換をするという方法があります。それぞれの方法の特徴を見てみましょう。
オーバーホールする場合は30万!
エンジンオーバーホールは、エンジンを隅々まで分解し、壊れている部分を修理するという方法です。オーバーホールをするには、多くの工程があるので、現在では一般的ではない修理方法です。
もちろん修理すること自体は可能なのですが、費用が高額になるので、後ほど考慮するエンジン交換を選択することが多くなります。しかしチューニングカーなどの場合は、エンジンオーバーホールをすることで、元の状態に戻すことを選択する方もおられます。
エンジンオーバーホールの場合には、壊れている部分を修理するだけでなく、汚れている部分も清掃することが可能です。それでエンジンの出力が落ちてきていても、元の性能に戻すことができるのも魅力です。
しかし修理費用は高くなる傾向があり、安くても30万円からという修理費用になります。車種や排気量によっても費用は変わるので、一概には言えませんが、最低でも30万円は必要になるでしょう。
エンジン交換も高額になる
もう一つの方法は、エンジンを交換するという方法です。これはリビルド品という、エンジンの消耗部品を交換済みの中古エンジンと交換する方法になります。新品のエンジンに交換すると、費用も高額になりますが、リビルド品であれば中古ですので費用を抑えられます。
もちろんエンジンを交換するには、工賃がかかるのも注意点です。エンジンを取り外すとなると多くの作業が必要ですので、おおよそ10万円から20万円の工賃がかかります。これにさらにエンジン本体の費用がかかるので、安くても15万円からという費用になります。
修理費用としては高額ですが、オーバーホールと比較をすると、やや安めに抑えることができるので、エンジン交換を選択する方が多いです。
エンジンを修理するなら乗り換えも検討!
エンジンを修理するとなると、安くても15万円からという修理費用になるので、高額になることが予想されます。思い入れのある愛車の場合には、修理やエンジン交換をして乗り続けるという選択もできますが、ほとんどの方の場合には乗り換えを選択されるでしょう。
高額な修理費用は、次の車の資金に回し、新しい車を購入する方がよい選択になるでしょう。というのも、エンジンのオーバーホールをしたとしても、載せ替えをしたとしても、同じエンジン性能を発揮できるという保証はないからです。それであれば、次の車を購入するという方の方が多いのです。
しかし問題になるのは、エンジンブローを起こした車は買取してもらえないということです。エンジン修理をしないならお金がかからないとはいえ、0円になるか、敗者費用がかかるのは痛いもの。せっかくであれば、少しのお金にならないかと思うものです。エンジンブローを起こした車を売る場合には、廃車買取業者に依頼するのがおすすめ。
廃車買取業者であれば、車を中古パーツとして販売するので、エンジンが故障していても買い取りしてもらえます。廃車手続きや走行できない場合でも車の移動ができるので、手間もかかりません。もしエンジン故障した車を所有しているのであれば、カーネクストに相談してみるのをおすすめします!
まとめ エンジン修理するなら乗り換えも良い
車のエンジン修理には、高額な費用がかかるものです。エンジンを修理したとしても、本来の性能に戻るかは分からないので、乗り換えを検討する方も多いのも事実です。
エンジンが故障しないためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。エンジンの修理費用が高くならないためにも、オイル交換を忘れないようにしましょう。
もしすでにエンジンが故障してしまっているのであれば、エンジン修理と乗り換えを比較します。廃車をする場合には、パーツとして買い取ってくれるカーネクストに依頼をして、少しでも次の車のために資金をためるのはいかがでしょうか?
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